現場が変わる。VR映像による安全パトロールを検証

建設現場での安全パトロール。

弊社では、各現場作業の安全性確保のため、毎月定期的なパトロールを行っています。
しかし、工事箇所が北海道内に点在しており、パトロールに向かう移動時間だけでもかなりのものです。

そんな移動時間を短縮することができれば、大きな業務効率化が図れるのでは?そう思い今回検証した取り組みが、
VR映像をリアルタイム配信して、没入感の高いVRゴーグルで映像を確認するというものでした。

また、今回は発注者である北海道開発局 札幌開発建設部 札幌河川事務所とも共同で行い、今後の受発注者間での活用検討も含めて検証いたしました。

目次

VR映像のリアルタイム配信ソリューション「Nossa360」

今回の取組は昨年度から着想しておりました。
しかし、なかなかVR映像をリアルタイムで配信できるソリューションと出会うことができず、途方に暮れていたところ出会ったのが、
Nossa360というオンラインコミュニティツール!

こちらのシステムは、前回記事で紹介した下水道展のイベントでも活用させて頂いております。


Nossa360は、リアルタイムVR映像を驚くほど低遅延で多くのプラットフォームに配信でき、バーチャルな現場確認が可能になりました。

こちらが実際のNossa360での映像となります。リアルタイムなのに、この画質はかなりすごいです。

また、Nossa360ではiPhoneで撮影した映像も同時に配信できるため、VR映像では見づらい箇所をiPhoneのクリアな映像で補完することができます

今回は掲示している安全書類iPhoneの映像で確認というような使い方をしております。

今回の検証

前述でも述べた通り、今回は工事発注者の札幌河川事務所と共同で検証を行いました。

左が田中組の安全パトロールで、右の画像が札幌河川事務所の様子となっております。

パトロール自体は約1時間行われ、通常のパトロールと同様なダンプトラックの荷台への昇降時の安全性安全書類の掲示確認、足場の確認などを行いました。

やはりVRゴーグルでの映像は、没入感が高い。まるでほんとに現場にいるような感覚になります。

現場の方で用意するものも、360度カメラiPhoneのみ!という手軽さです。

田中組安全パトロール担当者:リアルタイム映像の画質に若干の改善の余地があったが、没入感が高かった。自分の好きな視点で現場を観察でき、まるで実際に現場にいるような感覚だった。

札幌河川事務所担当者インターネットが接続されていれば360度カメラ、ゴーグル、タブレット端末、携帯電話などさまざまなデバイスから映像を閲覧し、指示を出せる点が魅力的だ。今後は工事の打ち合わせ河川管理に活用を検討したい。

とコメントを頂きました。

今回のリアルタイムVR映像による安全パトロールを弊社では今後活用を拡大し、生産性の向上に繋げていけたらと考えております。

また、今回の取組を北海道通信の紙面にて掲載して頂きました!!

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DXを通して、建設業の楽しさを伝える!
入社9年目
現場業務のDX化、建設業の魅力発信を主な業務として行っております。
弊社の取組についての情報を発信していきます。

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